手作り法被、吉田小に贈る 地域の女性ら武者のぼり再利用

「笑ってYわい会」と保護者が武者のぼりを再利用して作った法被を着る6年生ら=嬉野市の吉田小

 子どもたちを応援しようと、嬉野市嬉野町の吉田地区地域コミュニティは16日、武者のぼりを再利用して製作した法被19着を吉田小に贈った。6年生が22日の運動会で着用し、地域住民らにソーラン節を披露した。

 運動会や地区の夏祭りでソーラン節を踊っている子どもたちの思い出にしてもらおうと企画。使わなくなった武者のぼりやこいのぼりの提供を住民に呼びかけ、集まった10本を同コミュニティ女性部の「笑ってYわい会」(平山真佐子代表)と同小の保護者で法被に仕立て直した。

 同小で行われた贈呈式で、平山代表(71)は「生地が厚くて手で縫うのは大変だったが、みんなに良い思い出にしてもらいたくて、夜なべして作りました。運動会では一生懸命に踊ってほしい」と述べた。6年の八谷大翔君は「とってもかっこいい法被でうれしい」と感謝した。(山口源貴)

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