広島遺体損壊・遺棄事件 再逮捕の男(31)事件発覚おそれ車を移動させたか 別の場所で発見

山口県や広島市の海岸で切断された状態の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で22日に再逮捕された男が、事件後、被害男性の車を移動させていたことが分かりました。

この事件は、広島市佐伯区皆賀の無職・渡部大地容疑者がおととし10月、佐伯区にある親族宅で、知人の植木秀俊さんの顔などを、殺意を持って石のようなもので殴るなどして殺害した疑いで22日に再逮捕されたものです。

調べに対して渡部容疑者は「殴ったことは間違いないが、殺してはいません」と容疑を否認しているということです。

警察によりますと、事件当日、植木さんは現場の住宅に車で訪れていましたが、車は事件後、佐伯区内の空き地に放置された状態で見つかったということです。

警察は、渡部容疑者が事件発覚をおそれて車を移動させたとみています。また関係者によりますと、鍵は車内に残されていたということです。

渡部容疑者は、遺体を切断し一部を海などに遺棄した疑いももたれていて、捜査関係者によりますと遺体は「徒歩で運んだ」という趣旨の供述をしているということです。警察が詳しいいきさつを調べています。

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