JR四国、12駅を無人化へ 来春までに、コスト削減

JR四国が新たに無人化する12駅

 JR四国は23日、2024年春までに管内4県の計12駅を新たに無人化すると発表した。減収に伴い費用を削り、深刻な人手不足にも対応する。管内に駅は計259あり、うち無人駅は今回の12が加わると222に増える。全体の約86%が無人となる。

 今年12月29日に佐川駅(高知県佐川町)を無人化する。このほか24年3月中旬に、徳島6、香川2、愛媛1、高知2の計11駅を無人化する計画だ。車いすを利用する乗客らは駅員の介助が必要なため、事前に連絡を受けて近くの駅から派遣する。

 宮住史朗業務課長は「今後も経営状況を踏まえて、さらなる無人化も検討する」と話した。

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