不安定なパフォーマンスを見せたアーセナルのGKラヤ サポーターはラムズデールの復権を願う

写真:チェルシー戦で2失点目を許してしまった直後のラヤ

プレミアリーグ第9節、チェルシー vs アーセナルの「ビッグロンドン・ダービー」は2-2の引き分けに終わった。この試合、アーセナルのゴールマウスはこれまでどおりスペイン代表GKダビド・ラヤが守り、シーズン序盤に正守護神を務めていたイングランド代表GKアーロン・ラムズデールは、妻の出産に立ち会うためにメンバー外となった。

ラヤとラムズデール、どちらに守護神の座を任せるべきかという論争が続く中、この試合ではチェルシーの1点リードで迎えた後半開始早々の48分、ミハイロ・ムドリクが左サイドから上げたクロスが、やや前目にポジションを取っていたラヤの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、チェルシーに2点目が入った。

また、ラヤは57分、ビルドアップのパスをコール・パーマーに渡してしまい、あわや追加点献上という場面も作ってしまった。

ラヤが見せた不安定なパフォーマンスに、アーセナルのサポーターがX(旧ツイッター)ですぐさま反応。その一部をイギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』が紹介している。

「アーロン・ラムズデール、ごめんなさい。あなたのほうが高い価値を持っている」とラムズデールへの謝罪の言葉を発したファンもいれば、「ダビド・ラヤはアーロン・ラムズデールの上位互換ではない」、「正直に言おう。ダビド・ラヤはアーロン・ラムズデールより優れているわけではない!」、「ラヤはここ数試合で、ラムズデールが過去1年間に犯したものよりも多くのミスを犯している」など、ラヤよりもラムズデールのほうが優れているという意見も。

また、ラヤを起用し続けているミケル・アルテタ監督に対して「アルテタが実力主義者であるなら、次のリーグ戦の試合ではラムズデールを復帰させる必要がある。ラヤはあらゆるビッグゲームで栄光を手にしていない。最初がこれでは不安しかない。ラムズデールは、少なくとも最初の6カ月間は良かった」と提言する声もあった。

出場機会を失ったラムズデールには1月の移籍も噂されているが、アルテタ監督は今後どのようなマネジメントを見せていくのか。

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