【杭州共同】22日に中国の杭州奥体センター競技場で開催されたアジアパラ大会開会式で、ハイライトとなった聖火の点火は脳の指示で動く人工知能(AI)が搭載された義手を装着したパラアスリートが務めた。杭州はアリババグループが本社を置く巨大IT都市。最新技術で障害者スポーツの祭典の開幕を彩りつつ、テクノロジーと障害者が共生する近未来の到来を印象づけた。
アジアパラ大会では聖火リレーでも、ロボットの盲導犬が盲目の女性ランナーをサポートする場面が見られた。ランナーは「本物の盲導犬と同じ感覚だ」と驚きの声を上げていた。