ウエルシア、さらに埼玉貢献へ 待望の“移動販売”行田で予定、12月からスタート 埼玉3エリア目で期待

 埼玉県行田市は18日、ウエルシア薬局(東京都千代田区)と「地域福祉の推進及び健康増進に関する協定」を締結した。同社によると、12月から移動販売を開始予定で、県内では長瀞町と横瀬町に続いて3例目。

 高齢者などの買い物の課題の解決だけでなく、世代や分野を超えた交流・地域コミュニティーの活性化に視点を置いた「地域共生型・多世代交流型」の移動販売を新たな試みとして実施。同社が保有する地域協働スペース「ウエルカフェ」の地域での活用のほか、薬剤師や管理栄養士など、専門的知見を生かした活動の協力などを通して、地域共生社会の実現を目指す。

 締結式は市役所で行われ、行田邦子市長と同社の江平知広首都圏支社長が出席。行田市長は「公民連携で住みやすい社会をつくっていきたい」と語り、江平首都圏支社長は「これから活動を継続することが大事」と話した。

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