水道水のPFASの濃度が国の目標値下回る 取り除くための活性炭設置工事が10月17日に完了

水道水のPFAS(ピーファス)の濃度が、国の暫定目標値を下回りました。

(岐阜県各務原市 浅野健司市長)
「水道水に含まれる有機フッ素化合物の濃度は、9ナノグラムと『暫定目標値』を下回ったことが確認されました」

岐阜県各務原市では、市民の半数にあたる、およそ7万2000人に水道水を供給する三井(みい)水源地で、発がん性の疑いなどが指摘されるPFASが、国が定める暫定目標値を上回る濃度で検出されたものの、およそ3年間公表されていませんでした。

これを受け、市はことし8月、三井水源地の曝気槽(ばっきそう)という設備に、PFASを取り除くための活性炭を置く工事を始め、10月17日に完了しました。

そして、水質調査の結果、暫定目標値の1リットルあたり50ナノグラムに対し、「9ナノグラム」と、大きく下回る数値が確認されました。

市は今後も定期的に水質を調査し、活性炭の効果を検証していく方針です。

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