広島ドラゴンフライズ 地元開幕戦は宇都宮と痛み分け

広島ドラゴンフライズは、3カード目でようやく地元での開幕戦を迎えました。2日間ともにチケットが完売した満員の会場で、東地区の強豪・宇都宮ブレックスとの対戦です。

21日(土)のゲーム1は、4492人が詰めかけました。

ファンたち
「きょう初めてなんですけど、巻き返してくれると思っていますので」
「楽しみです」
「いろんな課題が見えたと思うので、きっと選手はそれを改善してきてくれていると思います」
「朝山選手がラストイヤーなので目に焼き付けます。活躍を」
「勝ちじゃけぇー」

宇都宮は、日本代表で活躍した 比江島慎 などの活躍で3勝1敗と好スタート。広島は大声援に後押しされ、エナジーあふれるディフェンスで宇都宮に立ち向かいます。

あの比江島ステップも、ドウェイン・エバンスのブロックショットでみごと仕留めます。すると、この日は 上澤俊喜 が炸裂。第1クォーターだけで3本の3ポイントを決めて、一気にリードを広げます。

広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜 選手
「ことしはプレシーズンから自分の思い切りのよさを出せていると思うので、それがきょうの1ピリに持ってこれたと思います」

ゲームキャプテンのエバンスも8リバウンドに今季最多の19得点を挙げ、攻守で復調します。ニック・メイヨも19得点と、堅守の宇都宮相手に去年、リーグ3位の攻撃力を発揮します。

終盤追い上げられますが、寺嶋良 のするどいドライブなどでリードを保ち、地元開幕戦を2点差で逃げ切りました。

カイル・ミリング ヘッドコーチ
「みなさん、1・2・3・勝ちじゃケー」

来場者全員にカープとコラボした大入り袋が配布された22日(日)のゲーム2は、レギュラーシーズン過去最多の4682人が大声援を送りました。

ケリー・ブラックシアー・ジュニアが初のスターティング5で出場。しかし、鬼門のゲーム2は、相手ディフェンスにシュートコースを阻まれ、3ポイントの確立も20%と低迷、攻撃力が不発に終わります。

広島ドラゴンフライズ 寺嶋良 選手
「きのう、うまくいっていた点はすべて消されたという印象で、そこからどうやって組み立てるかっていうのは時間がかかってしまったなと」

得点60点台は、早くも去年に並ぶ3試合目。完敗でした。

寺嶋良 選手
「(満員の観客は)苦しいときでも背中を押してくれるというのは助かっているし、ありがたい存在だなと」

攻撃力が不発で今シーズンは2勝4敗と苦しいスタートになりました。今週もアウェイで、好調な名古屋ダイヤモンドドルフィンズと、そして日本代表をけん引した 河村勇輝 が率いる横浜ビーコルセアーズと対戦します。巻き返しに期待しましょう。

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