最高齢は89歳、名ドライバーたちによる熱戦『レジェンズ・クラブ・カップ2023』11月に富士で開催

 10月23日、レジェンドレーシングドライバーズクラブは、静岡県小山町の富士スピードウェイで11月25~26日に行われる『AIM Legend’s Club Cup 2023(エイム・レジェンズ・クラブ・カップ2023)』の開催概要を発表した。

 2018年よりスタートしたエイム・レジェンズ・クラブ・カップは、国内外のモータースポーツで活躍してきたドライバーたちで構成されたレジェンドレーシングドライバーズクラブによって開催される、年に一度のワンメイクレースだ。

 出場ドライバーは長谷見昌弘や関谷正徳、片山右京ら同クラブの会員18名(10月23日時点)。60歳から89歳まで、錚々たる顔ぶれが現役当時と変わらない熱い闘志を胸に、オープン・シングルシーターの『VITA-01』で富士スピードウェイを駆け抜けていく。

 来月行われる2023年大会は、25日(土)に予選が行われたのち、翌26日(日)にローリングスタート方式を採用する8周のレースが予定されている。この模様はYouTube(https://www.youtube.com/c/IPSxKJCCHANNEL)でライブ配信されるほか、J SPORTSでも特別番組の放送が予定されており、予選と決勝、ドライバーインタビューなど見応えたっぷりの内容になるはずだ。

レジェンズ・クラブ・カップ2022 決勝レースの様子

 また、現地ではレース実況放送に元トヨタワークスドライバーである高橋晴邦が解説者として登場予定。さらに、日曜の決勝日にはパドック特設ステージにて、レジェンズ・クラブ・カップ参加ドライバーによるトークショーも開催されることになっている。

 レジェンドレーシングドライバーズクラブの大久保力会長はレース概要発表に際し、「本年度の『AIM Legend’s Club Cup 2023』開催のご案内ができますのは、貴下始め多くの方々のご理解ご援助によりますこと心から御礼を申し上げます」と挨拶した。

「ご案内申し上げますイベントは2018年より開催し、当会員の中からレース参加を希望する18名が60才から90才に近い年齢を問わず、同仕様同性能の単座席オープンレーシングカーVITA-01で富士スピードウエイのコースを激走するロードレースです。本年は日本の自動車レースが発足しまして60年であり、正に当会員が数々の記録を刻み込んだ歴史の節目にふさわしいレース展開を披露するものと期待されます」

 大久保会長のコメントにもあるとおり、今年は1963年に鈴鹿サーキットで開催された第1回日本グランプリレースから60周年の節目にあたる。そんな記念すべき年のレジェンドレースの開催概要、および参加予定ドライバーは以下のとおりだ。

2022年大会は元F1ドライバーの片山右京が優勝した。このため片山は、規定により2023年大会は最後尾からレースをスタートすることになる

■AIM Legend’s Club Cup 2023 出場ドライバー

多賀弘明(89)、片桐昌夫(84)、武智勇三(83)、岡本安弘(81)、長谷見昌弘(77)、見崎清志(77)、佐々木秀六(76)、寺田陽次郎(76)、戸谷千代三(74)、桑島正美(73)、関谷正德(73)、柳田春人(72)、藤井修二(72)、長坂尚樹(70)、福山英朗(68)、鈴木利男(68)、中谷明彦(65)、片山右京(60)
※括弧内はレース当日の満年齢

■レース概要

開催日:2023年11月25~26日
  25日(土) 練習・予選
  26日(日) 決勝
開催場所:富士スピードウェイ
主催:富士スピードウェイ株式会社
主管:Legend Racing Drivers Club
出場台数:18台
参加資格:Legend Racing Drivers Club会員
スタート方法:ローリングスタート方式
周回数:8周
グリッド:予選タイム順
 ※前年優勝者の片山右京は最後尾スタート
決勝順位:ゴール順

■車両概要

使用マシン:VITA-01
シャシー:セミモノコックフレーム+スペースフレーム
エンジン:トヨタ・ヴィッツRS 1500cc 1NZ-FE 16バルブDOHC
最高馬力:110ps
最大トルク:14.4kgm
ミッション:トヨタ・ヴィッツRS 5速マニュアル
タイヤ:ダンロップDZV01 190/600R15

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