佐賀県議バッジ200個以上不明 未返還か紛失、管理記録なし

 佐賀県議に貸与した議員バッジ200個以上の所在が分からなくなっていることが23日、議会事務局への取材で分かった。バッジは当選のたびに1個を貸与し、議員が辞職、失職した際に全て返還する規則となっている。事務局にはバッジの管理記録がなく、議員経験者が返還していないか、事務局が紛失した可能性があるとしている。

 事務局によると、1987年以降、少なくとも400個を貸与した。うち146個は37人の現職が保有しているとみられ、事務局は28個を管理。200個以上は所在が不明となっている。

 バッジの購入総額は「公文書の保存期限を過ぎており分からない」としている。

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