陸上1万m、電子ペーサーを導入 12月の日本選手権

 日本陸連は23日、来夏のパリ五輪代表選考会を兼ねる日本選手権1万メートル(12月10日・国立競技場)でトラック上の発光機器で選手のペースを誘導する「ウエーブライト(電子ペーサー)」を導入すると発表した。五輪参加標準記録(男子は27分0秒0、女子は30分40秒0)を突破した選手が優勝すれば代表に決まる。

 高水準の標準記録到達をアシストする狙い。陸連で中長距離とマラソンを統括する高岡寿成シニアディレクターは「パリへ選手を派遣できることを考え、安定したペースで走ってもらいたい」と期待した。スタート時間は女子が午後4時3分、男子は同43分に決まった。

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