4番バッターが7人! 数字で振り返る「新井カープ」 就任1年目 家族一丸 “がむしゃら” なシーズン

クライマックスシリーズ(CS)ファイナルでリーグを制覇した阪神の前に敗れ、今シーズンの戦いを終えた広島カープ。新井貴浩 監督の就任1年目を数字で振り返ります。

石田充 アナウンサー
まず開幕はちょっと苦しいスタートでした。“4連敗” 。でも、直後に5連勝がありました。“鬼門” といわれた交流戦18試合を “9勝9敗” で乗り切りました。相手はエース投手が多かったんですが、それを5割で乗り切りました。

さらには歴史を作りました。7月下旬には、この連勝がありました。“10連勝” して、首位に立ったこともありました。

そして、新井貴浩 監督は歴史を作りました。新人監督としては球団最多の “74勝” をマークし、貯金9としました。

何年ぶりに2位フィニッシュだったでしょうか? 答えは “28年ぶり”

ここを覚えていたら詳しいねと言われます。開幕してから「なかなかないね」ということを “14試合目” でしました。それが何かというと、“送りバント” でした。最終的には決して送りバントが少ないチームではなかったんです。

犠打数 ヤクルト115 阪神106 DeNA106 広島96 巨人93 中日92

特にCSではよく使いました。ファーストステージ2試合で “7犠打” 。これ、菊池涼介 選手のスクイズもありましたし、末包昇大 選手もCSのときにはバントの練習をしていました。

こういう小技もできるチームだったんですが、1つポイントだったのがこの数字です。“4番バッター” にことし、何人立ったでしょうか?

青山高治 キャスター
これ、楽しいですね。

田村友里 キャスター
ええ? 4番バッター、5…?

石田充 アナウンサー
答えは “7人”

4番バッター マクブルーム 50試合 西川龍馬 46試合 松山竜平 14試合 堂林翔太 14試合 上本崇司 12試合 デビッドソン 4試合 菊池涼介 3試合

こういった7人が4番を務めたのですが、ただ、他球団を見ると…

4番バッター(最多選手と試合数) 阪神 1人(大山 143) DeNA 1人(牧 143) 巨人 2人(岡本 140) ヤクルト 3人(村上 139) 中日 6人(石川 85)

石田充 アナウンサー
やっぱり4番って村上選手や大山選手、牧選手とどんと座るチームが多い中でカープは7人でした。これがカラーでもあり、課題でもあると。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。藤井彰人 ヘッドコーチに話を聞いても「大事な打順は4番だ」というふうに言っていたので、この秋のキャンプでは4番を育てるのか、それとも来年もこういうふうに戦っていくのかというところは注目だなと思いますね。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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