【PLAY BALL 2023 in Fukuoka】子どもたちが体験したヌートバーとの夢

3月のワールド・ベースボール・クラシックで侍ジャパンの一員として世界一に貢献し、充実のシーズンを送ったラーズ・ヌートバー(カージナルス)が凱旋帰国した。10月21日に、福岡PayPayドームで開催された野球経験のない4~6歳の子どもたちを対象とした野球体験イベント「PLAY BALL 2023 in Fukuoka」に参加し、約150人の子どもたちに野球の魅力を伝えた。

3月のワールド・ベースボール・クラシックでは日系人として初めて侍ジャパンの一員として参加し、ガッツあふれるプレーでチームの世界一に貢献すると、自身3年目のシーズンでは117試合に出場して111安打、14本塁打、打率.261、出塁率.367などキャリアハイのシーズンを送ったヌートバー。自身のシーズンを終えて間もないなか、日本に凱旋帰国し、今回のイベントに参加した。

「PLAY BALL 2023 in Fukuoka」では、子どもたちが①BASE RUNNING、②HITTING、③GROUNDER/POPUPS、④THROWINGの4つのグループに分かれ、野球の基本的なプレーを体験。子どもたちがボールを追いかけるなか、ヌートバーが登場すると、ドームは大きな歓声に包まれた。子どもたちを前に「みんなと一緒に野球ができることをすごく楽しみにしています。今日は楽しい時間を過ごしてほしいと思っています」と挨拶したヌートバーは、その後、約40分間にわたって指導をしながら子どもたちと一緒になって野球の楽しさを共有した。

自身も野球を始めたのは5歳のころ。「一緒に時間を過ごすなかで、自分が子どものころを思い出すようなこともあり、本当に良い時間を過ごすことができた」と語ったヌートバー。

2006年には日米親善高校野球大会でアメリカを訪れた日本代表選手が自宅にホームステイしたことで田中将大や斎藤佑樹らと出会い、ボールボーイとしてアメリカ選抜の試合に参加したヌートバー。そんな自身の経験も踏まえて「プロの選手と触れ合う時間があるのは子どもたちにとってすごく大きいことだと思う。こういうイベントを通して、野球というものが大きく拡がっていけば良いと思う」と今回のイベントを振り返った。

参加した子どもたちにとって、現役のメジャーリーガーと過ごした時間は、かけがえのない思い出になったことだろう。その思い出を胸に、将来はヌートバーのようにメジャーの舞台で羽ばたく選手が生まれるかもしれない。

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