男性職員が533万円着服 西和賀商工会、懲戒解雇

 岩手県商工会連合会(高橋富一会長)は23日、西和賀町の西和賀商工会(高橋卓也会長)に勤務していた30代男性職員が計533万円を着服していたと発表した。三つの会計預金を不正流用した。19日付で懲戒解雇処分。全額が弁済されたことから刑事告訴はしない。

 連合会によると、元職員は2018年6月に採用され、同商工会で経営支援員として勤務。不正な経理は19年4月から今年8月まで延べ119回行われた。

 元職員は担当する三つの会計預金から不正に引き出し、つじつまを合わせるために会計間で金を動かし、領収書や会計伝票を偽造。関係書類も故意に破棄するなど隠蔽(いんぺい)を図った。

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