長崎市茂木町にある裳着(もぎ)神社の秋季大祭「茂木くんち」は22日、奉納踊りや湯立神事があり、大みこしの「お上り」で2日間にわたる大祭のフィナーレを飾った。
同くんちの本格開催は4年ぶり。十八親和銀行茂木支店前にお旅所を設け、21日に市立茂木小、22日は市立茂木中の児童生徒がソーラン節を奉納した。
無病息災などを願う湯立神事に使ったササを分けてもらった町民の吉岡茂子さん(78)は「1年の健康を願って家の中に飾る。大きくてきれいなみこしが4年ぶりに見られてうれしい」と声を弾ませた。
大みこしの行列を先導するのは、それぞれ松と梅の飾りがある3メートル超の2本の「鉾(ほこ)」。左右に体を向けるたびにゆっくりと前方に傾ける所作で鈴を鳴らすことから「チコンチコン」とも呼ばれる。伊藤勝彦さん(48)ら4人が交代で鉾を持ち、大みこしは約1時間をかけてしずしずと町内を巡り、神社に戻った。
「茂木くんち」フィナーレ 大みこし行列、しずしずと 長崎市
- Published
- 2023/10/24 11:20 (JST)
- Updated
- 2023/10/24 15:34 (JST)
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