暖かさ続くが あす(水)は非常に不安定な天気 急な雷雨に注意を

 きょう(火)午後も全国的に秋晴れが続き、各地でこの時季としては気温が高くなりそうだ。ただ、夕方以降は一部でにわか雨や雷雨があり、あす(水)にかけては、西・東日本を中心に、さらに天気が変わりやすくなる見込み。急な雨や落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。

気温は高めだが

 日本付近は高気圧に覆われているが、上空に寒気が流れ込んでいる。このため大気の状態が不安定となり、午後は西日本の太平洋側や北陸など所々で雨雲が発生して、にわか雨や雷雨がありそうだ。今夜遅い時間には、四国や近畿で雨脚の強まる所がある見込み。

 あす(水)はきょう以上に、寒気の影響を受ける地域が多くなりそうだ。四国・中国は午前中、近畿や東日本、東北にかけては、夜にかけても所々でにわか雨や雷雨がある見込み。晴れ間が出る時間もあるので、現状の天気に関わらず、常に空模様の変化に注意を払うようにしたい。

週後半の天気

 26日(木)は雲の出来やすい領域が東へ離れるので、全国的に晴れる所が多い。全国的に暖かい状態が続き、北日本は9月下旬~10月上旬並みの陽気となりそうだ。27日(金)は再び上空に寒気が流れ込むため、日本海側は雲が広がり、一部で雨や雷雨になるなど不安定な天気が続く見込み。28日(土)も北陸や東北は、午前を中心に雨が残りそうだ。ずっと降り続けるタイプの雨ではないが、天気の急変には引き続き注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ