特産イチゴをPR 「走る広告塔」いざ発進 県版図柄ナンバー交付開始 

図柄入りナンバープレートを取り付けた丹羽さん=23日午後、宇都宮市

 県特産品のイチゴが描かれた「県版図柄入りナンバープレート」の交付が23日、県内で始まった。交付窓口となる県自動車整備振興会の各事務所には多くのドライバーが受け取りに訪れた。

 図柄入りナンバープレートは、地域の魅力発信を目指し全国的に取り入れられている。県版は「宇都宮」「とちぎ」「那須」ナンバーのいずれでも使用でき、これまでに計1194件の申請があったという。

 同振興会宇都宮事務所の担当者は「東京五輪・パラリンピック仕様のナンバーよりも反響が大きい」と話す。

 同事務所を訪れた宇都宮市西川田町、無職丹羽正明(にわまさあき)さん(68)は「全国を走るので栃木のPRにちょうどいい」と満足げ。交付を受けると早速、愛車に取り付けていた。

 那須ナンバーのみで使用できる那須市町村会(大田原市・那須塩原市・那須町)の3市町マスコットキャラクターデザイン入りナンバープレートの交付も同日始まり、事前申請は162件あった。

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