【宇都宮】江戸時代の日光社参行列を再現する「宇都宮城址(じょうし)まつり」が22日、宇都宮城址公園やオリオン通りなど市中心部で4年ぶりに開かれた。
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宇都宮城を活用した郷土愛醸成に取り組む「『よみがえれ!宇都宮城』市民の会」が主催した。秋の恒例行事として定着していたが、2020~22年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を見送った。
時代衣装を身にまとった市民ら本隊97人と、はかま姿の市内8中学校の剣道部員計約70人の一行は、市役所を威勢よく出発。オリオン通りに差し掛かると「下に下に」の掛け声に合わせて独特のリズムで歩く「半歩歩き」を披露した。その後バンバ市民広場などを経由し、同公園に到着すると「えいえいおー」と勝ちどきを上げた。
今回は若い世代にも関心を持ってもらおうと宇都宮短大付属高の剣道部、弓道部、柔道部に所属する生徒計28人が行列本隊に参加した。柔道部2年新井心優(あらいここゆ)さん(16)は「和服が好きなので時代衣装を着られて良かった。宇都宮が宿場町として栄えた歴史を感じることができた」と話した。
同公園内では「和」をテーマにしたステージイベントや飲食物の販売なども行われ、家族連れで終日にぎわった。