17年ぶりの利益を手にしたミラン、来夏は大型補強と会長が示唆…イブラヒモビッチの取締役就任は?「常にドアは開いている」

イブラヒモビッチのミランの取締役就任は?[写真:Getty Images]

ミランのパオロ・スカローニ会長が、2022-23シーズンの決算を報告。大型補強についても言及した。

長らく低迷し、財政的にも大きな問題を抱えていたミラン。それでも2021-22シーズンはセリエAを11シーズンぶりに制すると、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台にも復帰していた。

サッカー面の改善がなされた中で、収益面も改善。17年ぶりに純利益を手にしたミランは、23日に会見を実施。今後のクラブの方針についてスカローニ会長が語った。

「2018年7月に到着した時、嵐がやってきた。財務結果は悲惨なもので、スポーツの成績は平凡だった。そこから我々はチャンピオンズリーグへの道を歩み始め、スクデットを獲得することができた」

「今日、我々は特別な部分を除き、ネレオ・ロッコ時代以来記録されていなかった純利益を祝っている」

「収益は倍増し、4億ユーロ(約640億円)に達した。我々はあらゆる分野で向上し、明るい未来ある競争力のあるチームを構築した。クラブ全体が非常に効率的であることが証明された」

収益を取り戻したミラン。サッカー面の結果が大きな影響を及ぼしが中、スカローニ会長は来夏の大型補強を問われ「そう願っている」とコメント。CLでの結果がより重要になり、収益が上がれば大物を獲得したいと願望を語った。

「スポーツの結果が財務結果に影響を与えることは知っているだろう。ミランがチャンピオンズリーグで好成績を収め、来季のチャンピオンズリーグの出場権を獲得できれば、重要な収益を得ることができ、より持続可能な状態になるだろう。その時点で、我々は市場を違った見方で見ることができるだろう」

「収益によって契約のレベルを向上させ、より強力な選手を長期契約で獲得できるのであれば、そうするだろう」

また、取締役の就任も噂されていた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチについても言及。「それは彼に聞くべき質問だ。我々は対応できることを証明している」としつつも、扉は開いているとした。

「彼は我々の友人だから、常にドアは開いている。ズラタンはどうするのかを決めなければいけない。個人的にも仕事の上でも、彼が思慮深い選択をすることが重要だ」

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