トルコのスュペル・リグで行われた試合で、ガラタサライのGKフェルナンド・ムスレラが見せたあるプレーが注目を集めている。
そのプレーは10月22日に行われたスュペル・リグ第9節、ガラタサライ vs ベシクタシュの試合中に見られた。2-1とガラタサライが1点をリードして迎えた90+2分、ベシクタシュのDFヴァランタン・ロジェはグラウンダーのクロスに合わせるべくガラタサライのゴールに向かって滑り込んだ。
ボールはロジェの足をかすめて通り過ぎたが、ロジェは勢いあまってゴールポストに衝突する可能性があった。ところがここで、ガラタサライのGKフェルナンド・ムスレラが力いっぱいロジェを押したのだ。ムスレラに押されてコースを変えたロジェは、すんでのところでゴールポストとの衝突を避けることができた。
試合は2-1のまま終了のホイッスルを迎え、ガラタサライが勝利を収めた。現地の複数メディアによると、試合後に両チームのファンがムスレラのプレーに拍手を送ったという。
ムスレラは2011-12シーズンの開幕前にラツィオからガラタサライへと移籍すると、以降、長らく正守護神を務め、今季は13年目のシーズンを戦っている。
2009年にデビューを果たしたウルグアイ代表としても、2010年の南アフリカ・ワールドカップでチームのベスト4進出に貢献して以降、昨年のカタールW杯まで招集を受け続け、ここまで計133キャップを記録している。