山陽新幹線で荷物輸送実験 訪日客対象、大阪から福岡へ

 JR西日本などは24日、訪日客らを対象に、山陽新幹線でスーツケースなどを輸送するサービスの実証実験を始めると発表した。大阪市内のホテルで荷物を集荷し、新大阪駅から博多駅まで運び、福岡市内のホテルに配送する。ホテルはいずれも提携先に限定している。

 岡山や広島を手ぶらで観光した後に、福岡まで足を延ばす旅行者を増やす狙い。10月30日から来年3月31日まで。

 荷物は山陽新幹線「こだま」で輸送する。午前に大阪を出発した荷物は、夕方に福岡に到着し、当日に受け取ることができる。1日20個程度を取り扱う予定で、費用は1個8千円。

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