中古スマホ、販売台数が過去最高 円安で新品値上がり

メルカリが扱う中古スマートフォン

 民間調査会社のMM総研(東京)は24日までに、2023年度の中古スマートフォン国内販売台数が前年度比9.8%増の257万台と、5年連続で過去最高を更新するとの見通しをまとめた。円安や原材料高でiPhone(アイフォーン)など人気製品の新品価格が上昇し、割安な中古の取引が活発になっている。

 今後も販売拡大が続き、27年度には352万台に達すると見込む。MM総研の担当者は「物価上昇による家計圧迫に加え、新品の値引き規制も進んでおり需要は高まっている」とした。コスト削減や、環境意識の高まりもあり、法人契約のスマホでも中古人気が広がっているという。

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