JR西日本が設置を要請した、芸備線の一部区間の存続を話し合う「再構築協議会」への参加について、湯崎知事は「沿線自治体と協議して対応を検討している」と話しました。
広島県 湯崎英彦知事
「協議会の主旨、あるいは協議会で検討すべき内容などを踏まえて、改めて沿線市と協議をして対応を検討している」
JR西日本は3日、芸備線の中で利用が低迷している備中神代から備後庄原間について、再構築協議会の設置を国に要請しました。
協議会が設置されれば国が関わりながら、3年を目安に鉄道の維持か、バスなどに転換かといった方針を打ち出すことになります。
湯崎知事は、協議会では広域的な観点から沿線の活性化を含んだ、幅広い議論がなされるべきという考えを示しました。
広島県 湯崎英彦知事
「芸備線は庄原だけでもないので、実際に通勤、通学、通院は全体の中で行われているから。あるいは観光利用だと広島駅から誘客してくることにもなるので、そういう広い視点で考えていく必要があるかと」
中国運輸局は来月2日を期限に、協議会への参加の意向を尋ねる文書を、広島、岡山両県や庄原市など関係自治体に送っています。
