“世界に見せたい日本のドラマ”をコンセプトに、日本から海外に発信する魅力あるテレビドラマ作品を選び表彰する「東京ドラマアウォード2023」の授賞式が24日、都内で行われ、今年１月期に日本テレビ系にて放送された日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」は、作品賞・連続ドラマ部門のグランプリを獲得、さらに脚本を手掛けたバカリズムは脚本賞を受賞し、二冠に輝いた。
「ブラッシュアップライフ」からは、脚本家のバカリズム、主人公・麻美（安藤サクラ）の親友・夏希を演じた夏帆、同じく親友・美穂を演じた木南晴夏が出席した。主演の安藤サクラは同時期に開催された「ハワイ国際映画祭」の授賞式のため本授賞式には欠席となったが、VTRで受賞コメントを寄せ、安藤の代打で幼少期の麻美を演じた永尾柚乃が出席した。
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本作は、主演・安藤サクラが演じる、ヒロイン・近藤麻美が人生をゼロからもう一度やり直す地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー。本作はこれまでに『Content Asia Awards 2023』（3部門）、『第39回ATP賞テレビグランプリ』(総務大臣賞＆優秀賞)、『Content Innovation Awards 2023』を受賞、さらに今月8日に韓国・釜山で開催された『第5回 アジアコンテンツ＆グローバルOTTアワード』にノミネートされ脚本家・バカリズムが登壇するなど、国内外で評価を受けてきた。
脚本賞を受賞したバカリズムはトロフィーを受け取り満面の笑みでドラマ制作を振り返り「自分のコントを20年以上作っていますので、コントの延長戦上で（脚本も）書いている感覚です。人生を何回も繰り返すという設定があって、生まれたところから毎回やり直すというのは結構面倒くさいな、観る方も大変だしこれを完成させるのは大変だな！って事で、じゃ逆にやってみようと思いました。」とコメント。
そして、作品賞連続ドラマ部門グランプリを受賞し、バカリズム、夏帆、木南晴夏、永尾柚乃、水野格監督が登壇、永尾柚乃が代表してトロフィーを受け取った。
授賞式に欠席となった主演・安藤サクラはVTRにて「この度は、主演させていただいた『ブラッシュアップライフ』が素晴らしい賞をいただいたということで、ものすごく嬉しいです。（作品について）まさに自分の人生がとてもブラッシュアップされた出会いになった思います。初めて民放の連続ドラマで主演をさせていただいて、ドラマの魅力にやられたと言いますか、ドラマが大好きになりました。日本もそうですし、海外に行ったときもみんな『ブラッシュアップライフ』を見ているので、より視聴者の皆さんと自分の距離が近くなり、日本のみならず、どこに行っても感じるので仲間が増えた気分で楽しいです。」と国内外で反響について、笑顔で感謝を述べた。
出演者を代表して木南は「この作品、本当に楽しかったです。（安藤）サクラちゃんを初め、3人のグループから始まっていくんですけど、その台詞回しがずっと会話しているような感覚で、お芝居とリアルの境界線がわからなくなっていく感覚でした。本当にずっとリラックスして撮影にのぞめるような場で、その台詞を書いてくださったバカリズムさんは本当にすごいなと思っています」と撮影を振り返った。さらに、永尾は「言い残したことがあって……いいですか？主役の安藤サクラです」と、事前に準備していた挨拶を披露し会場が笑いに包まれた。
■東京ドラマアウォード2023とは
｢国際ドラマフェスティバル in TOKYO｣のメインイベントとして行われる「東京ドラマアウォード」では、世界各国での市場性や商業性に評価基準を置き、国内の優れたドラマ作品が表彰される。
昨年７月から今年の6月末までに放送されたドラマが対象。
■「ブラッシュアップライフ」年末に一挙放送が決定！
さらに、「ブラッシュアップライフ」が地上波（関東他で放送）にて年末に一挙放送されることが決定した。放送日など詳細については、後日発表！
2024年新春、脚本・バカリズムで「ブラッシュアップライフ」制作チームが贈る新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」の放送と合わせて、楽しんで欲しい。
◆2023年1月期 日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」
Huluで全話配信中
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