福井太智も続け!10代でバイエルン下部に引き抜かれ「大成」した5名

19歳でバイエルンデビューを果たした福井太智。今年1月にサガン鳥栖から加入したばかりの選手だが、ビッグクラブでの今後には大きな期待がかかる。

そこで今回は、そんなバイエルンの下部組織がこれまで獲得してきた選手たちを見ていきたい。

ピエール・ホイビュア

現在の所属クラブ:トッテナム・ホットスパー(イングランド)

トッテナムのMF、ピエール・ホイビュア。彼はデンマーク出身だが母親はフランス人だ。

母国ではブレンビューなどでプレーし、17歳の時にバイエルンのセカンドチームへ。ただ当時のトップチームではあまり出番を得られなかった。

その後アウクスブルクやシャルケでの武者修行を経て、2016年には完全移籍でサウサンプトンへ加入。プレミアリーグに挑戦した。

これが転機となり3年目にブレイクを果たすと、2020年にスパーズへとステップアップしている。

エムレ・ジャン

現在の所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)

トルコ系のドイツ代表MFエムレ・ジャンは、15歳でフランクフルトからバイエルンのユースへ移籍した。

トップチームで数試合に出場した後、2013年にバイヤー・レヴァークーゼンへ加入。10代ながら主力として活躍し、評価を高めた。

わずか一年でリヴァプールに移籍しプレミアリーグの舞台でも活躍するも、その後加入したユヴェントスではやや苦しむことに。

2020年からはドルトムントへ加入し、母国へと復帰。現在はチームのキャプテンを務めている。

ダヴィド・アラバ

現在の所属クラブ:レアル・マドリー(スペイン)

ナイジェリアとフィリピンにルーツを持つオーストリア代表のダヴィド・アラバ。

FKアウストリア・ウィーンから16歳でバイエルンの下部組織へ加入、2011年冬にホッフェンハイムへ半年貸し出され急成長を遂げた。

そのパフォーマンスが評価されて翌シーズンに復帰すると、以降は不動の左サイドバックとしてブンデスリーガ連覇を含む数々のタイトル獲得に貢献した。

2021年にフリーでレアル・マドリーへ移籍し、13年以上にわたって所属したクラブを去った。

ジャマル・ムシアラ

現在の所属クラブ:バイエルン(ドイツ)

ドイツとイングランドで育ったジャマル・ムシアラ。

サウサンプトンやチェルシーのユースでプレーした後、2019年に16歳でバイエルンへ加入。その翌シーズンには早くもブンデスリーガで6ゴールをマークした。

そこから急激な成長を遂げ、昨シーズンには既にエース級の活躍を見せた。現在では欧州屈指の若手スター選手となっている。

世代別ではイングランド代表としてもプレーしたが、A代表では最終的にドイツ代表を選択。二つの強豪国でプレーする権利を持つ中での決断となった。

トニ・クロース

現在の所属クラブ:レアル・マドリー(スペイン)

レアルのスター、トニ・クロースも10代でバイエルンに引き抜かれた選手だ。

現ブンデス2部ハンザ・ロストックの下部組織でプレーしていた選手であり、16歳でバイエルンへ。この際の移籍金はおよそ200万ユーロとユース世代の選手としては高額な取引であった。

ただ2年目にはトップチームでプレーするようになるなどすぐにその非凡な才能を発揮。レヴァークーゼンへのローンで本格的にブレイクする。

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バイエルン復帰後は主力として活躍するようになり、ビッグタイトル獲得に貢献した。

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