アーセナル、近年で「最悪の補強選手」ワースト10名

イングランド・プレミアリーグの強豪として長く力を見せているアーセナル。

今回は『givemesport』から「アーセナルがこれまで行ってきた中で最悪の補強選手10名」をご紹介する。

10位:パク・チュヨン

国籍:韓国

獲得元:モナコ

2011年にアーセナルが獲得した韓国人FW。モナコが2部に降格したとき、ファン・ペルシーのバックアップとして彼を招き入れることになった。

しかしながら彼はプレミアリーグでわずか7分しかプレーすることはなく、2年間はセルタ・デ・ビーゴとワトフォードにレンタル移籍していた。そして2014年に退団している。

9位:アルベルト・メンデス

国籍:ドイツ

獲得元:SCフォイヒト

1997年の夏、アーセン・ヴェンゲル監督はニコラ・アネルカやマルク・オーフェルマルス、エマニュエル・プティなど、後に大きな影響力を持つことになる多くの選手とともに、ドイツの小さなクラブからアルベルト・メンデスを獲得した。

それから5年間で彼がプレーしたのは11試合で、ローン移籍を3回行ったあとで2002年にラシン・デ・フェロルへと放出された。

8位:イゴルス・ステパノフス

国籍:ラトビア

獲得元:スコント・リガ

2000年に重鎮のトニー・アダムズが怪我をしてしまったため、新しいセンターバックを必要としたアーセナル。そこでラトビアの強豪スコント・リガからステパノフスが獲得された。

リーグカップでのデビューは上々なものだったが、マンチェスター・ユナイテッド戦で1-6の大敗を経験してからはすべてが最悪の方向へ。徐々に出場時間は減り、2004年にグラスホッパーへと移籍していった。

7位:アモリ・ビショフ

国籍:フランス

獲得元:ヴェルダー・ブレーメン

2008年にヴェルダー・ブレーメンから獲得されたフランス人MF。フリーエージェントではあったものの、数年間怪我で離脱を繰り返していた彼については疑問の声もあがり、ヴェンゲル監督も「ギャンブルをした」と後に認めていた。

それは成功することなく、たった25分間の出場のみで終わり、怪我も完全に治ることはなかった。そして12ヶ月後に退団し、ポルトガルのアカデミカ・コインブラへと移籍している。

6位:キム・シェルストレム

国籍:スウェーデン

獲得元:スパルタク・モスクワ

2014年にロシアの名門スパルタク・モスクワから獲得された左利きのボランチ。メディカルチェックで背中の負傷が判明していたが、レンタル移籍だったこともあってそのまま取引が成立した。

ただ4試合しか出場することはできず、怪我のためにベンチが定位置に。中盤の選手層を強化しなければならない状況だったが、彼は全く役に立たなかった。

5位:セバスティアン・スキラッチ

国籍:フランス

獲得元:リヨン

モナコで活躍し、さらにリヨンでいいパフォーマンスを見せていたフランス人センターバック。アーセナルはヴェルマーレンが怪我に苦しんでいたことから、彼をコシェルニのパートナー候補として獲得した。

しかし彼はプレミアリーグで芳しいプレーを見せられず、まるで自信を喪失したようにミスを繰り返した。後に加入したペア・メルテザッカーにポジションを奪われ、2013年に退団した。

4位:アンドレ・サントス

国籍:ブラジル

獲得元:フェネルバフチェ

とても奇妙なことに、アーセナルはフェネルバフチェから獲得したブラジル人左サイドバックのアンドレ・サントスに11番のユニフォームを手渡した。

700万ユーロで加入した彼は23試合に出場したもののパフォーマンスは安定せず、マンチェスター・ユナイテッド戦ではハーフタイムにファン・ペルシーとユニフォームを交換。アーセナルを退団していった選手と交流したことで大きな批判を受けた。

3位:フランシス・ジェファーズ

国籍:イングランド

獲得元:エヴァートン

アーセナルは2001年夏、ルート・ファン・ニステルローイかフランシス・ジェファーズかを迷った上で後者を選択。エヴァートンで台頭した若手ストライカーに賭けることを決めた。

「ボックス内のキツネ」とも呼ばれた天才だと思われたが、アーセナルでは39試合で8ゴールしか決められず、その一方で様々な怪我によってキャリアを妨げられた。エヴァートンへのローン移籍を経て2004年に退団している。

2位:シュコドラン・ムスタフィ

国籍:ドイツ

獲得元:バレンシア

2016-17シーズンの開幕に先立って、アーセナルは3500万ポンドをかけてバレンシアからシュコドラン・ムスタフィを獲得した。ドイツ代表でワールドカップを優勝した選手であり、それは賢い補強にも見えた。

ただスペインで見せたような強さはイングランドで発揮されず、ミスにミスが重なって2019年にトップチームから外された。そして2021年にシャルケ04へとフリーで退団している。

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1位:ニコラ・ペペ

国籍:コートジボワール

獲得元:リール

2023年にデクラン・ライスが獲得されるまで、クラブの歴史上最高額の補強だったニコラ・ペペ。7200万ポンドで獲得された左利きのウインガーは、アーセナルでもいくつかの素晴らしいゴールを決めた。

ハイライト映像だけを見れば良い補強にも見えるが、全体的には不安定なパフォーマンスでミケル・アルテタ監督の信頼を得られず。そして今季トルコのベシクタシュへと去っていった。

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