【タイ】EV各社が販促強化、MG4は41万円引き[車両]

タイで中国の電気自動車(EV)メーカー間の価格競争が激化している。「MG(名爵)」ブランド車を販売するMGセールス(タイランド)はEV「MG4」の価格を10万バーツ(約41万円)引き下げた。プラチャーチャート・トゥラキットの最新号が報じた。

MGセールスは3年間の保険付与などの販促キャンペーンを展開してきたが、これを値引きに変更して年末の購買ムードを押し上げる狙いだ。このほか「MG・ZS・EV」は「モデルD」を9万バーツ下げて85万9,000バーツに、同「モデルX」も9万4,000バーツ下げて92万9,000バーツとする。EV以外のハイブリッド車(HV)などの価格も引き下げる。

同社は、EVの国内組み立て開始が計画より3カ月ほど早まり、来年4月ごろとなることも明らかにした。

広州汽車集団(広汽集団、GAC)傘下のEVメーカー、広汽埃安新能源汽車(AION)は、9月に発売したEV「Yプラス」を106万9,900バーツから96万9,900バーツに引き下げる。11月中に予約・納車を済ませることが条件となる。

浙江合衆新能源汽車(合衆汽車)のタイ法人ナタオート(タイランド)は、EV「NETA V」を販売するディーラーに1台当たり5万バーツの補助金を支給する。ディーラーが値下げを実施すると、販売価格は49万9,000バーツに下がる。今月中に納車を済ませることが条件となる。

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