【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領やその一族が経営する企業が資産価値を偽り不正な利益を得たとして、ニューヨーク州の司法長官が2億5千万ドル（約374億円）の返還を求めた訴訟の口頭弁論が24日、開かれた。米メディアによると、腹心で顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏が「トランプ氏の言う通りの金額」で価値を水増ししたと証言した。
トランプ氏は開廷前、報道陣に「コーエン氏は信用できる証人ではない」と述べ、これまで通り自身の潔白を強調した。
法廷では、コーエン氏がトランプ氏の指示について詳細に証言する間、トランプ氏は代理人弁護士と時折、小声で話をする以外は静かに座っていた。
