時津町長選が告示 無所属新人、三つどもえ 29日投開票 長崎

 任期満了に伴う長崎県西彼時津町長選が24日、告示された。いずれも無所属新人で、前町議会議長の山上広信氏(62)=国民推薦=、前町議の山脇博氏(61)、元兵庫県議の小西彦治氏(51)が立候補し、三つどもえの争いとなった。
 現職の吉田義德(76)は8月に4選不出馬を表明。町長選は2007年以来16年ぶりとなった。出馬に伴い、山上、山脇両候補は町議を自動失職した。
 山上候補は同町久留里郷の選挙事務所で出陣式。町の住み心地の良さをさらに発展させると言及し、「皆さんの努力と恩に応え、必ず勝つ」と気勢を上げた。
 山脇候補は同町浦郷の時津ウォーターフロント公園で第一声。交通渋滞解消への道路整備などに取り組むとし、「町民のための町長を目指す」と力を込めた。
 小西候補は届け出後、報道陣に「全国の首長選を調べ、ここなら自分の裁量で人々を守っていけると感じ出馬した。時津を町から市に変えたい」と述べた。
 投票は29日午前7時から午後8時まで、町内8カ所で行われ、午後9時から町コスモス会館で開票する。
 選挙人名簿登録者数は2万3886人(男1万1119、女1万2767)=23日現在、町選管調べ=。

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