体験通じて自然を満喫 奥州市、イベント「森ノ巣」初開催

森林体験イベントでまき割りに挑戦する子ども

 岩手県奥州市は22日、同市衣川の衣川ふるさと自然塾で森林体験イベント「森ノ巣」を初めて開いた。森林資源が豊かな衣川地域を拠点に自然に親しみ、林業への理解を深めてもらおうと実施。多くの家族連れが多様な体験を通じて自然を体感した。

 緑鮮やかな森の中に設けられた「森ノ巣」。専用のロープで木に登るツリークライミング、移動式サウナといった体験コーナーに加え、カレーやコーヒー、本なども販売された。来場者は音楽が流れる空間でハンモックに揺られたり、振る舞われた芋の子汁を味わったりして満喫した。

 まき割りを体験した衣川小4年の小形春斗君は「最初はまきが堅くておのも重かったけど、肘を曲げずに振ると教えてもらい割ることができた。割れた瞬間は気持ち良かった」と達成感をにじませた。

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