“リオネル・クボ”とソシエダ、CLの幸福な旅路はこれからも…地元メディア大興奮「とっくに夢物語ではない」

写真:レアル・ソシエダにとって欠かせない存在となっている久保 ©Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)におけるレアル・ソシエダと日本代表MF久保建英の活躍に、地元メディアも興奮を隠しきれない様子だ。

現地時間10月24日に行われたCLグループステージ第3節のベンフィカ戦で、レアル・ソシエダの久保は3トップの右サイドで先発出場。76分に交代でベンチへと下がるまでチャンスを作り続けた。

この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いた久保は、常にベンフィカの脅威に。チームの1-0の勝利に大きく貢献した。試合後、スペインメディア『Noticias de Gipuzkoa』はベンフィカ戦のレポートを掲載。背番号『14』のプレーを絶賛した。

「彼(久保)が現れるたびに、スタンドは静寂に包まれた。そこからは恐怖が伝わってきたが、それはごく普通のことだ。日本人はバターをナイフで切り裂くようにサイドから侵入した。試合を終わらせることもできたが、クボのシュートはクロスバーを直撃した」

『Noticias de Gipuzkoa』は、そのプレーぶりから久保を“リオネル・クボ”と形容。サイドから中央への侵入によって、レアル・ソシエダの攻撃をけん引していたことを伝えた。最後に、同メディアはCLでレアル・ソシエダが見せている躍進を次のように評している。

「夢のような3試合で勝点『7』と首位。これ以上の結果を誰が予想できただろう? イマノル(アルグアシル)は『たとえ5年前に今の現状を伝えられても、誰も信じないだろう』と繰り返すかもしれないが、これはとっくに夢物語ではなくなっており、これ以上の現実はない。イマノルが導いた現実は、選手のガールフレンドや妻、子どもたちだけでなく、クラブの色を愛し、誇りを感じている私たち全員を上空何メートルもの高さに引き上げてくれている。これまで生きてきた記憶の中で、最もエレガントで心安らぐ“チュリ・ウルディン”(レアル・ソシエダの愛称)。そして、まだまだ最高の瞬間は続く。イマノルの偉大なるラ・レアルを堪能しよう」

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