海外在学野球選手の交渉期間延長 ドラフト指名後の契約交渉

 日本野球機構(NPB)は25日、海外の学校に在学中の日本人選手をドラフト会議で指名した際、選手との契約締結交渉期間を会議翌年の7月末日までとすると発表した。これまでは会議翌年の3月末日までだった。12球団が規約の一部を改定することで合意した。26日のドラフト会議から適用される。

 米国の大学は一般的に5、6月が卒業時期で、それに合わせた処置。例年6、7月に行われる米大リーグのドラフト会議の結果を待って、日米の球団から進路を決定することも可能になる。NPBの保科求己法規室長は「3月末だと在学中で支障が出る可能性がある。7月末にしておけば懸念が一つなくなる」と説明した。

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