大船渡「平組はしご虎舞」、祭りに向け練習に熱 本番は11月3日

練習に励む平組はしご虎舞のメンバー

 岩手県大船渡市末崎町の平地域に江戸時代から伝わるとされる平組はしご虎舞のメンバーは、11月3日に開かれる地元の熊野神社式年大祭に向けて練習に励んでいる。

 平組はしご虎舞は高さ16.2メートルの縦はしごと、交差するように組み合わせた長さ13.4メートルの横はしごを使って舞を繰り広げる。地域の子どもから大人までが笛や太鼓、虎舞、地踊りを担当し、地域一体となって演舞する。

 本番を前に、19日は午後7時ごろから平地域公民館脇の広場に約30人が集まり、担当に分かれて練習した。子ども虎舞を披露する小松源信(げんしん)さん(末崎中1年)は「虎を表現するために体を細かく動かすのが難しいが、本番まで集中して練習したい」と意気込む。

© 株式会社岩手日報社