銀河2万個、1万人が分類 すばる望遠鏡の撮影画像

市民が分類した合体中の銀河の画像の一部(国立天文台提供)

 米ハワイ島の、すばる望遠鏡に搭載された高性能カメラで撮影した多数の銀河の形を、市民約1万人の力を借りて分類した結果を国立天文台などのチームが25日までにまとめた。分類した銀河は2万個超に上り、衝突や合体をしている銀河で新たな星が活発に生み出されていることなどが明らかになった。

 チームが立ち上げたプロジェクト「GALAXY CRUISE(ギャラクシークルーズ)」の一環。国立天文台ハワイ観測所の田中賢幸准教授は「天文学者だけでは分類し切れない数の銀河を市民にお願いして分類できた。質の高い宇宙の画像を楽しんでもらえる機会にもなった」と話す。

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