近畿日本ツーリストが県に1130万円を過大請求 実際より309人多く働いたように見積書を作成

近畿日本ツーリストが、コロナ禍で三重県から委託された支援事業に関するコールセンター業務で、実際よりも多くの人数が働いたように見せかけるなどして、約1130万円を過大請求していたことがわかりました。

三重県津市にあった近畿日本ツーリストの津支店は、新型コロナで事業継続が困難になった観光業者への支援事業に関連して、2021年6月から10月にかけて事業者からの問い合わせに対応するコールセンター業務などを県から請け負っていました。

三重県によりますと近畿日本ツーリストは、実際よりも309人多く働いたように装った見積書を作成したほか、再委託先からの請求額を水増しするなどの方法で、あわせて約1130万円を県に過大請求していたということです。

三重県は過大請求された分の返還を求める方針で、今後は複数の職員によるチェックを徹底するなどして再発防止に努めたいとしています。

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