ドリンクチケットの特典も。意外と機能が充実している保険会社の健康増進アプリ4選

みなさんは、健康に良いことを何かやっていますか?

筆者も、スポーツクラブに入会していますが、仕事が忙しくなり、もう何ヶ月も行っていません。それでも月額会費だけは引き落とされていて、なんてもったいないことでしょう…。

やはりスポーツなど健康を維持するために、もっとも重要なのは継続することです。今回は、保険会社が提供する健康増進アプリを使って、運動を継続する方法について考えたいと思います(継続が苦手な筆者も一緒に考えます…)。


生命保険会社が提供する健康増進アプリ

保険会社で提供しているアプリは、自分の契約している保険内容の確認、住所変更、支払方法の変更などができるものが多いです。

しかし、最近では、健康増進に役立つアプリがいくつも登場しています。保険会社としても契約者が健康になれば、病気になる確率が下がり、保険金や給付金の支払いが減るためメリットがあります。また契約者にとっても健康になることは、なによりのメリットでしょう。

健康増進アプリを使うことで、自分の健康状態を可視化することができ、健康管理に役立ちます。しかも、特典があり、何かをもらえるとあれば、運動を続けるモチベーションにもなります。では、具体的にどんな健康増進アプリがあるのか紹介します。

住友生命「Vitalityスマート」

住友生命には、保険契約者向きの健康増進プラグラムに「Vitality」というサービスがあります。保険契約者なら月額880円で利用できるサービスです。それが2023年から「Vitalityスマート」として保険契約者以外の方も利用できるサービスができました。「Vitalityスマート」は、保険契約者が利用できるVitality健康サービスの一部が利用できるもので、月額330円・最長2年間利用できます。

最初は「な〜んだ、有料なのか」と思ったのですが、ルネサンス オンラインレッスンが月4回まで無料、ティップネス エクササイズ動画の視聴が無料、フィットネスジムで特別プランが利用可能になる特典があります。ですから月額料金を支払っても、それ以上のお得感があります。

また、1週間ごとに設定される運動目標を達成することで特典が受けられる「アクティブ・チャレンジ」では、スターバックスやローソン、ファミリーマートで提供するドリンクのチケットをもらうこともできます。案外、何か特典がもらえるとそれに釣られて、継続できるものです。

実際に、住友生命の行った「Vitality」の利用者の調査によると、健康を意識するようになった人は89%、1日あたりの歩数の増加率は11%、血圧が下がった人は52%、血糖値が下がった人は68%、LDLコレステロールが下がった人は45%と生活の質が高まっているというデータもあります(筆者も血圧が高いので、医者から「歩いた方がいいですよ」と言われています…)。

東京海上日動あんしん生命「あんしんヘルスケア」

東京海上日動あんしん生命のあんしん治療サポート保険、あんしん治療サポート保険Rの加入者向けの健康増進アプリに「あんしんヘルスケア」というアプリがあります。

健康診断の結果を入力することで将来の疾病を予測してくれたり、アンケートに回答してがん検診のプランを作成したりできます。また予防医学についての動画、健康診断結果の不安なところをオンラインで保健師などに相談することもできます。

太陽生命の健康増進アプリ

太陽生命の健康増進アプリには、「歩行」「睡眠計測」「脳トレ」の3つのサービスがあります。特徴的なのは、「見守り家族」の登録ができる点です。離れて暮らしている家族がいた場合、「歩数」「脳トレの点数」「睡眠時間」などの取り組み状況を確認できます。また、一定時間、通信を確認できない場合はアラームを受け取ることができます。

SOMPOひまわり生命のリンククロスのアプリ

SOMPOひまわり生命の提供する健康増進アプリは、「健康トライ」「ニューロトラック 脳ケア」「aruku」です。「健康トライ」は、健康診断結果をカメラで撮影すると6年後の異常値を予測できたり、顔を撮影するだけでストレスチェックができたりするものです。「ニューロトラック 脳ケア」は、認知機能の状態を知り、認知機能の低下リスクを軽減する支援プログラムです。「aruku」は、一日の歩数や消費カロリー、行った場所、歩行軌跡を自動で記録してくれるアプリです。


このように保険会社が提供する健康を支援するアプリを使うことで、運動を可視化できれば、継続するモチベーションになり、健康につながるでしょう。

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