姫路の魅力、楽しく発信 初代「お城のアンバサダー」3人決定 「女王」後継、11月デビュー インスタで㏚も

初代の「姫路お城のアンバサダー」に選ばれた(左から)片山由唯さん、田中風花さん、高曽根里恵さん=姫路市役所

 兵庫・姫路の魅力を発信する「姫路お城のアンバサダー」の初代3人が24日、発表された。兵庫県姫路市在住のフリーアナウンサー高曽根里恵さん(42)と専門学生田中風花さん(24)、同県明石市在住の県立大学2年片山由唯さん(19)。任期は2025年春の姫路お城まつりまでの約1年半で、市内外のイベントで活動する。

 市や地元企業などでつくる「姫路お城まつり奉賛会」は本年度、1968(昭和43)年から54代まで続いた観光大使「姫路お城の女王」を性別不問に改め、名称も変更。男性4人を含む29人が応募し、7月の審査会で3人が選ばれた。11月11日の「姫路お城まつり」でデビューする。

 高曽根さんは高知県のテレビ局でアナウンサーとして働き、結婚を機に姫路へ移り住んだ。姫路での生活は約10年となり、「地域の魅力を取材してきた経験を生かし、姫路の活性化に貢献したい」と意気込む。

 「市民の温かい人柄が姫路の魅力」と笑顔で語るのは田中さん。3人はインスタグラムで専用アカウントを運用する予定といい、「さまざまな世代に響く情報を楽しく発信していきたい」と力を込める。

 片山さんは姫路市内のキャンパスに通学し、姫路文学館や書写山など街の多彩な魅力に気付いたという。「他都市出身だから気付ける姫路の良さを、持ち前の明るさで伝えたい」と目を輝かせた。(田中宏樹)

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