阪神&オリVパレードのクラファン、出資伸びず 1週間で3千万円、目標の6%どまり

寄付額1万円でもらえるオリックスのTシャツ(兵庫県提供)

 プロ野球阪神タイガース、オリックス・バファローズの優勝パレードの開催事業費を募るクラウドファンディング(CF)が、開始1週間で目標額5億円の6%にとどまっている。28日開幕の日本シリーズが両チームの「関西ダービー」に決まったこともあり、関係者は残る約5週間でのさらなる協力を呼びかけている。

 パレードは兵庫県や大阪府、関西経済連合会などでつくる実行委員会が主催。11月23日に神戸市の三宮と大阪市の御堂筋で時間をずらして同日開催する。事業費はCFと企業協賛金でまかなう。

 CFは10月18日午後2時にスタート。丸1週間たった25日午後2時時点で、4171人から約3214万円の寄付が集まった。

 返礼品には両球団がパレードのために作ったキーホルダー、タオル、Tシャツなどそれぞれ13種類を用意した。阪神グッズを選ぶ支援者数はオリックスの約5倍に上っている。

 兵庫県の斎藤元彦知事は24日の定例会見で「寄付額に差はあってもチームの強さや魅力に遜色はない。より多くの方にPRしたい」とコメントした。

 CFは11月30日午後11時まで、専門サイト「READYFOR(レディーフォー)」で受け付ける。(金 慶順)

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