ジョン・ボン・ジョヴィ、芸術的功績と慈善活動に対する献身性を讃える賞を受賞

on Bon Jovi - Photo: Eugene Gologursky/Getty Images for Empire State Realty Trust

ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)が“ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー(MusiCares Person of the Year)”の33人目の受賞者になることが発表された。

同アワードは、グラミー賞を主催するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスが、音楽家の音楽業界における芸術的功績と慈善活動に対する献身性を讃えて毎年授与している賞で、来年クリプト・ドットコム・アリーナで開催される第66回グラミー賞授賞式の2日前の夜となる、現地時間2024年2月2日にロサンゼルス・コンベンション・センターでチャリティ・ガラを兼ねた授賞式が行われる予定だ。

このチャリティからの収益金は、音楽関係者にさまざまなニーズに対応した医療・福祉サービスを提供するMusiCaresの活動支援に充てられる予定で、ボン・ジョヴィは、その音楽キャリアにおける偉大な業績だけでなく、多岐にわたる慈善活動も評価されている。

例えば2006年、ジョン・ボン・ジョヴィは飢餓、貧困、ホームレスの連鎖を断ち切ることを目的に、“ジョン・ボン・ジョヴィ・ソウル基金”を設立。同基金は、「社会サービスや職業訓練プログラムを支援しながら、食料と手頃な価格の住居を供給するプログラムを提供することによって、飢餓、貧困、ホームレスの影響を受けている人々の人間的可能性を認識し、最大限に引き出す」ことを目指している。

MusiCaresのエグゼクティブ・ディレクターであるローラ・セグラは、次のように述べている。

「MusiCaresは、2024年度のパーソン・オブ・ザ・イヤー・ガラでジョン・ボン・ジョヴィの栄誉を称えられることを大変嬉しく思っています。彼のロックンロールへの目覚ましい貢献は、音楽業界だけでなく、世界中の数え切れないファンの心にも忘れがたい痕跡を残しました。さらに、食料に困窮し、住居のない人々のために長年にわたって尽力してきた彼の姿は、私たち皆に勇気を与えてくれます。彼と彼がこの世界に変化をもたらした多くの方法を祝うことを楽しみにしています」

ジョン・ボン・ジョヴィはこの受賞の発表を受けてこう述べている。

「今年のMusiCaresの栄誉ある受賞者になれて、本当に身が引き締まる思いです。MusiCaresの音楽プロフェッショナルとの活動は、私たち全員にとって、より健康的で活気あるコミュニティを育成するために、必要とされる支援と健康増進プログラムを作り出していく上で極めて重要です。慈善活動は私の人生の礎であり、私の音楽キャリアや業績と常に連動してきました。20年近く前、“JBJソウル・ファウンデーション”と“JBJソウル・キッチンズ”を設立した時、私は地域社会に根ざした慈善活動の影響力を目の当たりにし、今日もそれを実感し続けています。確かに言えるのは、地域社会を助けることは、自分自身を助けることでもあるということです」

過去の受賞者には、ベリー・ゴーディ、スモーキー・ロビンソン、ジョニ・ミッチェル、フリートウッド・マック、ドリー・パートンらがいる。同授賞式のテーブルとチケットはpersonoftheyear.musicares.org より購入可能で、イベントとスポンサーシップの詳細については、musicares.org でご覧いただける。

Written By Paul Sexton

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