【マレーシア】エアアジアX、7~9月旅客数は前年比10倍[運輸]

マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルAの長距離部門エアアジアXは24日、マレーシア事業の2023年7~9月の旅客数が前年同期比10倍の80万7,004人だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大で運休していた主要路線の再開などが大幅な増加につながった。

7~9月の供給座席数は、前年同期比9.2倍の101万4,432席。有償座席利用率(ロードファクター)は80%と、前年同期から7ポイント上昇した。総座席数と輸送距離を掛け合わせた旅客輸送量単位「座席キロ(ASK)」は、11.9倍の44億1,200万キロメートル、乗客数をフライト距離で掛けた「有償旅客キロ(RPK)」は13.4倍の34億5,200万キロ。9月末時点で保有するエアバス「A330」は17機で、前年同期から8機増加した。

7~9月には、インド北部パンジャブ州アムリトサル線(週4便)、中国の四川省成都線(同3便)を再開。インド便は計2線、中国便は計4線となった。さらに中国・上海線とオーストラリア西部パース線を週7日運航に増便。9月末時点の運航便数は週114便と、前年同期の23便から大幅に増加した。

タイで運航するタイ・エアアジアXの7~9月の旅客数は前年同期比5.9倍増の34万2,078人。供給座席数は5.4倍の41万6,053席だった。保有機数は22年9月末と変わらず、A330が8機となっている。

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