古橋がCL2戦連発もセルティックは2度のリードを守れずアトレティコとドロー…【CL】

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)グループE第3節のセルティックvsアトレティコ・マドリーが25日にセルティック・パークで行われ、2-2の引き分けに終わった。

グループステージ2連敗で最下位に位置するセルティックは、日本人選手の躍動で快勝した直近のハート戦と同じ先発メンバーを採用。FW古橋亨梧とMF旗手怜央に加え、FW前田大然もスタメン入り。DF岩田智輝はベンチスタートとなった。

一方、グループ首位に立つアトレティコも公式戦5連勝中と好調を維持。グループステージ突破へ前進したいシメオネ監督は、快勝した直近のセルタ戦から先発を4人変更。M・ジョレンテやアスピリクエタ、バリオスらにデ・パウルやモリーナ、サビッチらを先発で起用した。

試合は開始早々にセルティックがスコアを動かす。4分、ボックス右横でボールを受けた古橋がオライリーとのワンツーでゴール前に抜け出すと、冷静にゴール左隅にシュートを流し込んだ。

幸先良く先制したセルティックだったが、6分に相手選手との接触で右モモ裏を痛めた旗手がプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われる。旗手は悔し涙を見せながらベンチに下がり、ベルナルドが緊急投入された。

その後は先制を許したアトレティコのペースで試合が進むと、23分に最初の決定機。ボックス右手前のデ・パウルが供給したラストパスに反応したモリーナがボックス右でテイラーに倒され、PKを獲得。グリーズマンのPKはGKハートが触り右ポストに弾かれたが、この跳ね返りをグリーズマンがゴールに流し込んだ。

追いつかれたセルティックだったが、すぐに勝ち越す。28分、3のロングパスからボックス左に抜け出した前田がダイレクトクロスを供給すると、ボックス右でボールを収めたパルマのシュートが左ポスト内側を叩いて、ゴールに吸い込まれた。

再びリードを許したアトレティコは、40分にセットプレーからネットを揺らす。敵陣中盤で獲得したFKからグリーズマンがボックス右へロングパスを送ると、サビッチが頭で折り返したボールを最後はヴィツェルがゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定で取り消された。

迎えた後半、1点を追うアトレティコはガランとサウールを下げてM・ジョレンテとリケルメを投入。すると53分、右サイドをドリブルで持ち上がったM・ジョレンテがボックス右角付近からクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだワンバウンドしたボールをダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。

その後も劣勢の時間が続いたセルティックは、80分に古橋を下げてフォレストを投入すると、直後の82分に追い風。中盤のルーズボールに反応したベルナルドがデ・パウルのスライディングタックルで倒されると、デ・パウルは2枚目のイエローカードで退場処分となった。

数的優位となったセルティックは、終盤にかけて猛攻を仕掛けたが最後まで追加点を奪うことはできず2-2でタイムアップ。セルティックは勝ち点1を得たものの、今季CL初勝利はならずグループステージ突破が厳しい状況となっている。

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