シャビ・シモンズ1G1Aのライプツィヒがシティに次ぐ2位をキープ!【CL】

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)のグループG第3節、RBライプツィヒvsツルヴェナ・ズヴェズダが25日にRBアレナで行われ、ホームのライプツィヒが3-1で勝利した。

前節、マンチェスター・シティに敗れた2位のライプツィヒは、最下位のツルヴェナ・ズヴェズダとのホームゲームでバウンスバックの勝利を目指した。ローゼ監督は3-1で勝利したダルムシュタット戦からハイダラに代えてシュラーガーを起用した以外、同じスタメンを継続。2トップはオペンダと共に試合前日に新契約にサインしたポウルセンという並びとなった。

戦前の予想通り、立ち上がりから圧倒的にボールを握るホームのライプツィヒ。遅攻やセットプレーを軸にチャンスを窺う中、押し込んだ効果がショートカウンターの形で早くも実る。

12分、相手陣内右サイドでの連動した守備でボールを奪い切ってフォルスベリ、シャビ・シモンズと短く繋いでボックス左でフリーのラウムに渡る。ここで左足を振り抜いた、ラウムのシュートがGKの股間を抜けてゴールネットに突き刺さった。

後ろ重心のアウェイチームの守備を早々に攻略したライプツィヒは、相手の出方を窺うことなく攻勢を継続。17分にはペナルティアーク付近でボールを受けたポウルセンの右足シュート、直後には右CKからルケバのヘディングシュートで2点目に迫る。だが、いずれもGKグラゼルの圧巻のビッグセーブに阻まれる。

一方、守護神の連続セーブに救われたツルヴェナ・ズヴェズダも20分を過ぎた辺りから反撃を開始。裏抜けしたイバニッチがコースは消されていたものの、GKと一対一となる決定機を創出。また、28分にはボックス内でオラインカがDFルケバに倒されてPKを獲得するが、これはオンフィールド・レビューの結果、ボールへのチャレンジとの判定でノーファウルの判定となった。

辛くも同点のピンチを凌いだライプツィヒだが、以降は攻守両面で強度を上げてきたアウェイチームに粘られてなかなかチャンスを作ることができない。それでも、守備の局面では2トップ以外に厚みが足りないセルビア王者の守備を冷静に撥ね返し、1点リードで試合を折り返した。

後半は一進一退の攻防が続いたが、好調の若手アタッカーが個の力で試合を動かす。59分、ボックス手前左でラウムから足元にパスを受けたシャビ・シモンズが鋭いカットインから右足を一閃。これがゴール右上隅の完璧なコースに決まった。

これで完全に勝負ありかに思われたが、失点後の3枚替えで勢いを取り戻したツルヴェナ・ズヴェズダは、ドラゴビッチのミドルシュートがディフレクトしてゴール前に流れたところをフリーのスタメニッチが流し込んで1点を返した。

以降はライプツィヒペースながらも緊迫感のあるなかで試合は推移していく。そういったなか、試合終盤には地力で勝るライプツィヒが一歩前に出る。

84分、セットプレーの二次攻撃からゴール前で混戦を生むと、バウムガルトナーのヘディングシュートがクロスバーを叩いてゴール前にこぼれたところを途中出場のダニ・オルモが押し込んだ。

この3点目で試合の大勢が決すると、4点目こそ奪えなかったものの、アウェイチームに2点目を与えなかったホームチームが危なげなくクローズした。

この結果、最下位のツルヴェナ・ズヴェズダを撃破したライプツィヒがグループステージ2勝目を挙げ、2位キープに成功した。

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