ブレスローがRソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーに就任

日本時間10月26日、レッドソックスはフロントオフィスのリーダーとなる「チーフ・ベースボール・オフィサー」にクレイグ・ブレスローが就任したことを発表した。9月中旬に前任のハイム・ブルームを解任したレッドソックスは、ただちに後任探しに着手。多くの候補者に面接を断られたことが報じられるなか、エディ・ロメロJr.(レッドソックスGM補佐)、サッド・レバイン(ツインズGM)、ニール・ハンティントン(パイレーツ元GM)、ゲーブ・キャプラー(ジャイアンツ元監督)などが候補に挙がっていたが、球団OBでもあるブレスローが選ばれた。

ブレスローはイェール大学で分子生物物理学と生化学の学位を取得した秀才であり、現役時代は7球団で合計12シーズンにわたってプレー。通算576試合に登板して23勝30敗8セーブ、76ホールド、防御率3.45を記録した。2006年と2012~15年にはレッドソックスでプレーし、特に2013年には61試合で5勝2敗、13ホールド、防御率1.81という自己最高の成績を残し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献。メジャーでプレーしたのは2017年が最後で、それ以降はカブスのフロントオフィスに入り、主に投手陣の立て直しに尽力してきた。

レッドソックスのジョン・ヘンリー・オーナーは「クレイグは我々の野球部門のリーダーに相応しい人物だと強く感じている。彼の野球に対する理解度は素晴らしい。日々進化を続けるゲームに対し、運営上で何が必要かをしっかり把握しているんだ」とブレスローの能力を高く評価。「そうした彼の能力によって、我々は彼を採用することを決めた。彼がこのチームに戻ってきてくれることを嬉しく思っている」とブレスローの手腕への期待を口にした。サム・ケネディ球団社長も「彼は飛び抜けた候補者だった」と話している。

ブレスローは「家族や私にとって大切なレッドソックスという組織に戻ることができる。こんなに嬉しいことはない。才能のある多くの人々とともに働く機会を得て、身が引き締まる思いだ。この組織のリーダーを私に任せてくれたことに感謝したい。ボストンでの勝利がどんなに特別なものかを知っているので、ファンとともにその情熱と成功を再び経験できることを楽しみにしている」とコメント。近年のレッドソックスは投手陣が大きな弱点となっており、投手陣の立て直しが最初の課題ということになりそうだ。

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