食肉のまち「加古川」、多彩な肉料理でPR 11月3、4日、焼き肉無料のスタンプラリーも 明治期に処理場開設、150周年記念

「ジャパン・ビーフフェスティバル」をPRする実行委員会メンバーと岡田康裕加古川市長(右から2番目)=加古川市役所

 「食肉のまち加古川」をアピールする「ジャパン・ビーフフェスティバル」が11月3、4日、兵庫県加古川市の加古川河川敷・どうぶつの森広場で開かれる。同市内に食肉処理場ができて150周年を記念したイベントで、多彩な肉料理などのブースが並び、加古川和牛を無料で食べられるスタンプラリーを行う。(増井哲夫)

 1873(明治6)年、現在の同市志方町に食肉処理場ができ、1906(同39)年のと場法公布により、07年に公営となった。その後の移築や統合を経て、87(昭和62)年10月、同市志方町志方町に加古川食肉センターとして新設された。

 ビーフフェスは、肉処理や食肉卸・小売業の関係者、市議らでつくる実行委が主催し、同市が協力する。

 肉料理では、地元の食肉業者などが15ブースを出店する。姉妹都市のニュージーランド・オークランド市のレストランは「ビーフ&チップス」のブースを構える。肉料理以外では20ブース。3ブースを食べ歩いてスタンプを押してもらえば加古川和牛の焼き肉などが無料となる。

 ステージではダンスショーや肉に関するクイズ(賞品あり)があるほか、食肉センターの歴史や食肉文化に関するパネルを展示。新たに制作したセンターのプロモーション動画を会場で流す。

 10月18日には、山内紘記委員長(食肉通信社取締役)、平井雄一郎副委員長(加古川中央畜産荷受社長)、東田寿啓市議、橋本みなみ市議ら実行委メンバーが市役所で岡田康裕市長と面談し、ビーフフェスの概要を説明した。

 岡田市長は「河川敷イベントで肉は特に人気を集める。大勢の来場者があるのでは」と期待。平井副委員長は「来年、再来年と継続していき、加古川を肉で盛り上げたい」と意気込んだ。

 両日とも午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは実行委TEL079.452.4160

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