<まちから村から>堤みほさんのパン教室 おいしさと笑顔あふれ

「子どもとともに」の思いからパン教室を開く堤みほさん

 2021年から唐津市浜玉町の自宅でパン教室を開いている堤みほさん(36)。4人目を妊娠中に子どもの病気が分かり、障害を持って生まれたことで保育士の職場復帰が困難になった。

 そこで、趣味にしていたパン作りを生かそうと決意。知識だけを教える教室ではなく、あくまでもパンはツールで、この時間を楽しんでほしいという思いが強い。そのため、発酵など時間のかかる下準備はみほさんが事前に済ませ、作る工程の楽しいところだけにしている。簡単にできておいしい、何より居心地がいいとリピーターも多い。

 子どもとともにできること…。その思いから始まったfukuhanaパン教室。今日もおいしいパンの香りとたくさんの笑顔が広がっている。

(地域リポーター・木村彩子=唐津市)

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