秋風に揺れて 鹿沼でコスモス見頃 有志が休耕田に種まく

磯山神社北側の休耕田で踊るように風に揺られるコスモス

 栃木県鹿沼市磯町の磯山神社北側で地元有志が夏に種をまいたコスモスが見頃を迎えている。梅雨の時季に同神社境内を彩るアジサイに続く新たな写真スポットとして誘客を図る。

 20~50代の地元経営者らでつくる「磯GO!みらいの会」が同町内の休耕田計約8千平方メートルを借りて実施。同会の会員6人が6、7月の2回に分けて、10キロ分の種をまいた。種の購入費5万円には同会が今年1月から定期的に主催する「イソマチマルシェ」の益金などを充てた。

 コスモスは今月中旬に咲き始め、20日ごろ見頃を迎えた。今月いっぱいは楽しめるという。鈴木陽(すずきあきら)副会長(52)は「コスモスの管理は初めてだったが、こんなにきれいな花が咲いてくれて安心した。神社の参拝と合わせて楽しんでくれたら」と話している。11月26日には同神社で同マルシェが開かれる。

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