熱中症対策 夏休み期間、5日遅く 青森県八戸市の市立小中、2024年度から

 青森県八戸市教育委員会は25日、児童生徒の熱中症予防対策として、来年度から市立小中学校の夏休み期間を従来より5日後にずらし、7月27日~8月28日とすることを決めた。この日の市教委定例会で、関連する規則の改正議案が可決された。

 同市立小中学校の夏休みは熱中症予防の観点から2021年度に2日間増やし、7月22日~8月23日としていた。市教委は夏休み明け以降も続いた今夏の猛暑を受け、夏休み期間の見直しや時期の変更を小中学校長会と連携しながら検討してきた。

 夏休み期間は従来と同じ33日間で、冬休みの時期や期間の変更はない。

 同市では本年度中に市立全小中学校の普通教室へのエアコン設置事業が完了予定。齋藤信哉教育長は「これまで夏休みだった期間(7月22~26日)は、空調設備等を活用しながら学校で子どもたちの様子を見守っていく」と述べた。

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