倍率見込み0.94倍 青森県立高校全日制・2024年度募集 青森中央、八戸北1学級減

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 青森県教育委員会と県総務学事課は25日、2024年度の県立・私立高校などの募集人員を公表した。来年春に県内中学校を卒業する生徒は9788人(前年度比127人減)の見込みで、県教委は県立高全日制課程の募集人員を7210人(同115人減)とした。平均倍率は0.94倍と、見込み段階で初めて1倍を切り0.95倍だった昨年度を下回った。募集人員減は14年連続。私立高全日制課程の募集人員は3631人(124人減)となった。

 県立高では、青森南が外国語科を募集停止とし、グローバル探究科を新設する。柏木農業生活科学科も募集停止となる。ほかに青森中央と八戸北がそれぞれ1学級(40人)減となる。

 特別支援学校高等部の募集人員は297人(16人増)。弘前第一養護学校と森田養護学校の普通科がそれぞれ8人増となった。

 県立高定時制・通信制課程、専攻科は増減がなかった。80人を募集していた三本木付属中は66人となる。

 通学環境を考慮して配置する「地域校」である鯵ケ沢(普通科1学級40人)は入学者が2年連続20人未満となった場合、募集停止に向けて地元自治体などと協議する条件が示されている。同校の入学者は23年度16人で、24年度も20人未満となった場合は25年度からの募集停止について協議に入る。

 一方、私立高は八工大二が8月に通信制課程の新設を県知事に申請。近く、県私立学校審議会を開き、認可を協議する。青森山田は通信制課程に東京校を設け、募集人員を160人増の370人とする。弘前学院聖愛は募集人員を104人減らす認可を申請中。

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