愛猫を連れて動物病院に行くときに守るべき3つのマナー モンスター飼い主にならないために

1.猫はキャリーケースに入れて連れて行く

愛猫を動物病院に連れて行くときは、必ずキャリーケースに入れましょう。飼い主さんが抱っこして動物病院に行くと、自宅から病院までの移動中や待合室で過ごしている間に、猫が脱走してしまうリスクがあります。

普段はおとなしい子でも慣れない場所に連れて行かれると、興奮して思わぬ行動をとってしまうものです。猫が車や病院の外に飛び出してしまうと、そのまま行方不明になってしまう可能性も…。

愛猫の安全を確保するために、診察時までキャリーケースから出さないようにしてください。

また周囲に迷惑をかけないという意味でも、猫をキャリーケースから出さないことは重要になります。待合室には他のペットもおり、病院に来たペットたちは不安や緊張でピリピリしている子が多いです。

ペット同士が接触するとケンカになってしまうかもしれないので、愛猫にキャリーケースの中にいてもらうことで他のペットとの接触を避けましょう。他のペットと接触しないことは、感染症を防ぐことにもつながります。

2.飼い主さんも他のペットに触れないようにする

動物病院では愛猫と他のペットを接触させないのがマナーですが、飼い主さんも他のペットに触れないようにしてください。

可愛い猫や犬を見ると思わず撫でたくなるかもしれなせんが、不用意に触れることで病気や怪我が悪化してしまったり、余計に怖がらせてしまったりする恐れがあります。

飼い主さんが感染症にかかっているペットに触れたことで、愛猫に病気が移ってしまうことも…。

また愛猫と他のペットの飼い主さんの接触も、避けたほうがよいでしょう。ただでさえ不安を感じているときに他人に触れられると愛猫のストレスになるうえに、興奮した愛猫が他の飼い主さんに怪我をさせてしまうと大変です。

3.愛猫の不安を和らげる対策をする

猫にとって動物病院は、不安や恐怖を感じやすい場所です。愛猫が恐怖のあまり待合室で鳴き続けると、他のペットや飼い主さんたちの迷惑になってしまいます。

また診察時に大暴れすると診察がスムーズに進まないだけでなく、病院のスタッフさんに怪我をさせてしまうかもしれません。飼い主さんは、少しでも愛猫の不安を和らげられるように努めましょう。

キャリーケースの中にいるときに愛猫が不安を感じるようなら、タオルや袋でキャリーケースを覆ってあげるのがおすすめです。慣れない景色や物音を遮断することで、気持ちが落ち着くはずですよ。

診察時は愛猫の緊張と不安がピークに達するので、飼い主さんは優しく声をかけたり体を撫でたりしてあげてください。

愛猫が診察を嫌がって抵抗する場合も「ダメでしょ!おとなしくして!」と叱ったり、「頑張って!」と大きな声で応援したりするのはNGです。余計に猫を興奮させてしまうことになりかねないので気をつけましょう。

まとめ

愛猫を動物病院に連れて行くときの基本的なマナーをご紹介しました。もちろん待合室での過ごし方や診察時の対応などは病院によって異なる場合もあるので、獣医師や看護師の指示に従ってくださいね。

また猫はとても繊細で不安を感じやすいということを理解して、日頃からキャリーケースに入る練習をしておくなど、しっかり準備をすることも大切ですよ!

© 株式会社ピーネストジャパン