途中出場続くエリクセン、鬱憤晴らす決勝点アシスト 「全試合で長くプレーしたい」

公式戦5試合連続で途中出場のエリクセン[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが結果を残した。イギリス『ミラー』が伝えている。

24日、ユナイテッドはチャンピオンズリーグ(CL)グループA第3節でコペンハーゲンと対戦。72分に右CKの流れからエリクセンがクロスを入れ、これにDFハリー・マグワイアが頭で合わせて決勝点に。グループ2連敗で迎えたなか、この1点で1-0と勝利し、1勝2敗の勝ち点6とした。

グループ突破に向けてはまだまだ勝ち点を伸ばす必要があるが、今シーズン初となるリーグ戦2連勝のあとにCL今季初勝利。決して序列が高くないエリクセンとマグワイアの2人でゴールをもぎとったことも、本人たちにとって大きいはずだ。

コペンハーゲン戦まで公式戦5試合連続で途中出場のエリクセンについては、試合後のエリク・テン・ハグ監督が「間違いなく大きな役割を果たした。フリーになるタイミングも良かったし、プレー選択も素晴らしかったね。良い例はもちろんマグワイアへのクロスだ」と称える。

しかし、エリクセンは先日の代表ウィーク中、ユナイテッドで途中出場が続いていることを母国メディアに問われ、「それはコーチに聞くべきことだ」と語り、フラストレーションを溜めていることを窺わせていたという。

「あなた(記者)もユナイテッドの試合を観ているならば、コーチが僕と異なるタイプの選手を並べてプレーしていることがよくわかるはずだ」

「僕たちはディフェンス陣にケガ人が相次いでいるし、失点も多すぎる。でも、僕自身も代表ウィーク直前は体調が悪かったけど、今は元気だし、何も問題ない。もちろん全ての試合で長くプレーしたいよ」

代表ウィーク明けの2試合目で決勝点アシストという形で結果を残したエリクセン。稀代のベテランプレーメーカーの巻き返しに期待したい。

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